見本 おてつだいできた!

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表紙

おてつだいできた!

文:溝江玲子
絵:木下紀美子

みのりちゃん

おたんじょうび おめでとう。
これからも ずっと かほちゃんと
なかよくしてね!

かほちゃんのおかあさんより

みのりちゃんが あそんでいる ところに  お母さんが やってきて、
みのりちゃん おつかいに 行ってくれる?」
と 言いました。
「いま、あそんでるんだけどなぁ。でも おかあさん、なに 買うの?」
「あのね、ミンチ肉に たまねぎに たまごに パンよ」
「えっ それじゃあ ハンバーグ つくるの?」
「まあ あたったわ。みのりちゃん よく わかったわね」
「だって このあいだ ハンバーグ お母さんと 作ったんだもん」
「それじゃあ、買物 おねがいね」
「うん、行ってくる。それで、また いっしょに ハンバーグ 作ろうね」

買物の メモを カゴに いれて、 みのりちゃんは 出かけました。
みのりちゃんの すんでいる  まきしま町 には  しょうてんがいが あります。

お肉屋さんの 前に 行くと、コロッケを あげる いい においが します。
コロッケを 買う お客さんが ならんでいました。
みのりちゃんは お肉を ならべている ショーケースの 前で
「ミンチ肉を ください」
と 言いました。
お店の お兄さんが メモを 見て、ミンチ肉を はかってくれました。
「えらいなあ、おつかい するなんて。ちょっと まけておくよ」
お兄さんは そう 言うと お肉を たしてくれました。
「ありがとう!」
みのりちゃんは 大きな声で おれいを 言いました。

つぎに やってきたのは やお屋さんです。
やお屋さんには にんじん だいこん じゃがいも なす ピーマン トマトなどの やさいが いっぱいです。
やお屋の おじさんが 大声で
「いらっしゃい! 何に いたしましょう」
と 言いました。
「えーと、その たまねぎを ください」
みのりちゃんは ザルに もられている たまねぎを ゆびさしました。
「ほいよっ たまねぎね、まいど ありー」
おじさんは いきおいよく たまねぎを 
しんぶん紙に つつんで くれました。
「おじさん ありがとう!」
たまねぎを カゴに いれて、つぎは とりにく屋さんです。

たまごは とりにく屋さんにも 売っています。
みのりちゃんは やお屋さんの となりの  とりにく屋さんに やってきました。
「おや おや みのりちゃん、お母さんの おつかいなのかい?」
「おばちゃん、きょうは たまごを 買いにきたの」
おばさんは にこにこしながら
みのりちゃんには おまけして、大きい たまごを いれておくからね」
と 大きそうな たまごを えらんで ふくろに 3こ 入れてくれました。
「おばちゃん ありがとう!」

しばらく 歩いていると、
「ワン ワン ワン ワン」
子犬の かわいい 声。
見ると、友だちの かほちゃんと ゆりあちゃんが  ペットショップの 前に 立っています。
「あっ かほちゃんに ゆりあちゃん
近よってみると、茶色の まるまる 太った 子犬が いました。
子犬は みのりちゃんを 見ると、ちぎれるほど しっぽを ふりました。
「わっ しば犬の 子犬だ!」
みのりちゃんが 手を さしだすと、子犬は ぺろぺろと 手を なめます。
「わあ くすぐったい」
みのりちゃんは 家で この 子犬を かってくれないかなぁ、と思いながら
しばらく 子犬と あそんでいました。

「たいへん!!」
みのりちゃんは おつかいの とちゅうだったことを 思い出して 大あわて。
かほちゃんと ゆりあちゃん
「にもつを もってあげるわ」
と、ついてくることに なりました。
その時です。
「どうしよう! お母さんに かいてもらった メモ なくしちゃった」
みのりちゃんは とびあがりました。
「こまったわ。メモが なくなったら 買う物が わからないわ」
たしか、まだ ひとつ 買わなければ いけないものが あったはずです。

3にんは しんけんに 考えました。
「うちの お母さんは いつも ふくらし粉を いれてるよ」
かほちゃんは じしんたっぷりです。
「ちがうわよ かほちゃん、それは ホットケーキよ」
ゆりあちゃんが 口を とがらせて 言いました。
みのりちゃんは・・・
「ええーっと、このあいだ ハンバーグを 作った時は、
 たまねぎを 切って、お肉と まぜて、そのままだと すぐ くずれるからって・・・
 あっ パンよ! パンと まぜるんだわ!」
「ほんと? みのりちゃん だいじょうぶ?」
かほちゃんと ゆりあちゃんは しんぱいそうです。 みのりちゃんも じしんが ありません。
あたりは だんだん くらくなってきます。
3にんは けっしんして パン屋さんへ 行くことにしました。

「ただいまっ!」
「お帰りなさい みのりちゃん、ごくろうさま。
 かほちゃんも ゆりあちゃんも おもかったでしょう、ありがとう」
みのりちゃんは カゴから 買ってきた 物を 出しました。
ちがってたら どうしよう・・・。 3にんとも ドキドキしています。
そして さいごに・・・
食パンです。
お母さんは ニコニコしています。
(ああ よかった、まちがって いなかったんだわ)
3にんは ほっとしました。
さあ みのりちゃんは お母さんの おてつだい。

お母さんは ボールの なかに ミンチ肉と たまご、
それに ぎゅうにゅうで ふやかした パンを いれて、
シオとコショウで あじを つけます。
それから みのりちゃんが それを コネコネ。
そして 大きな おさらの 上に 手で 丸めたのを おいていきます。
みのりちゃんは さっき 見た 子犬の かたちを 作りました。
それから ひこうき にんぎょう ふね かたつむり。
それは それは いっぱい 作りました。

こんばんの おかずは こんがり やいた ハンバーグ。
お父さんが
「うーん、これは うまい! みのりちゃんの 作った ハンバーグは とくべつ おいしいよ」
と パクパク。
みのりちゃんの 作った  いろんな かたちの ハンバーグは  とびあがるほど おいしい ハンバーグ。
お父さんも お母さんも みのりちゃんも  とっても たくさん 食べました。

(おわり)

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