見本 サンタクロースに会いにいこう!

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表紙

サンタクロースに会いにいこう!

文:如月みめい
絵:山田亜友美

※「サンタランドへの招待状」

あまねちゃん

あまねちゃんを、世界中の 子どもたちの中から とくべつに、 サンタランドへ ごしょうたいします。
今年の 世界一の いい子に、あまねちゃんが えらばれたからです。
今日の まよなかに あまねちゃんの お家の おし入れの とを ひらくと、
サンタランドへの 入口が 見つかります。
ビックリするようなことが おこるかもしれないから、たのしみに していてください。
あまねちゃんが きてくれるのを、
たのしみにまっています。 かならず きてね!

サンタクロースより

あまねちゃん

あまねちゃんのサンタクロースより

あまねちゃんあての サンタクロースからの ふしぎな しょうたいじょうが、
あまねちゃんの お家の ポストの 中に 入っていたのは、 クリスマス・イブの ことでした。

「サンタランドへの しょうたいじょう? わあ、すごい! サンタさんに あえるんだ!」
あまねちゃんは しょうたいじょうを なんども なんども よみかえしました。

そのよる、あまねちゃんは、クリスマスの ごちそうを 食べている あいだも、
おふろに 入っている あいだも、ずうっと そわそわして いました。

サンタランドって どんな ところ? びっくりするような ことって どんなこと?
そして、もうすぐ サンタさんに 会える!!

パジャマに きがえて、はを みがいて・・・・・
「おとうさん、おかあさん、おやすみなさーい!」

まよなかに なりました。
お家の 中は しずまりかえっています。

あまねちゃんは そうっと おふとんから 出ると、おし入れの とを ひらきました。
すると、どうでしょう!  おし入れ の中が、まぶしい くらいに キラキラと ひかっています。
いつも 入っている おふとんや おようふくは どこへ いってしまったのか、まったく 見あたりません。
まぶしいのを がまんして のぞきこむと、おくに みどり色の ドアが ありました。
おとうさんが やっと 入れるくらいの 大きさです。
あまねちゃんは、ドアの ノブを、ゆっくりと まわしました。

「わあ、まっしろ!」 まっしろの じめん、まっしろの 森、とおくには まっしろの 山。
そして、あまねちゃんの まえには、まっしろの ふくの まっしろい オコジョが 立っていました。

あまねちゃん、サンタランドに ようこそ! ぼくは ノエル。
サンタさんは 今 いそがしいから、かわりに むかえに きたよ」
ノエルは ピョコンと 頭を 下げました。

「ありがとう、ノエル・・・・・・ ハッ、ハックション!」
あまねちゃんは 大きな くしゃみを しました。
「たいへん!かぜを ひいちゃうよ。あまねちゃん、早く これを きて」
ノエルは、おそろいの まっしろい ふくを あまねちゃんに わたしてくれました。
ふんわりセーターと ズボン、ふかふかの オーバーと ブーツをはくと、
もう ちっとも さむくありませんでした。
「ありがとう、ノエル」
「じゃあ、サンタさんの 家に しゅっぱつだ!」

サンタさんの お家は、大きい 大きい、まるで 工場みたいな お家でした。
「さあ、あまねちゃん、中に、入って」

ギイイイイーッツ。

あまねちゃんが おすと、ドアは 大きな おとを たてて ひらきました。
入って すぐの ところには、大きな 大きな クリスマス・ツリー。
そして その下には・・・・・・

あまねちゃん、いらしゃい。会うのを たのしみに して おったよ」
しろいおひげ、まっかなふくの サンタクロース!!
「サンタさん、ごしょうたい どうも ありがとう!」
サンタさんは ニコニコして あまねちゃんの 頭を なでました。

「じゃあ、あまねちゃんに わたしの 家を あんないしてあげよう。
世界中に くばる プレゼントを つくっているんだよ。」
サンタさんと あまねちゃんと ノエルは、大きな かいだんを のぼっていきました。

上の かいには、まどの ついた ドアが ずらっと ならんでいます。
さいしょの ドアは お手がみの へや。
世界中の 子どもたちからの お手がみが きちんと わけられています。
つぎの へやは 大きな きかいが いっぱい。たくさんの 人が、おもちゃを つくっています。
つぎの へやからは、あまくて いいにおい。
「おかしを つくってるね!」
大きい オーブンが たくさん。中からは、ケーキや クッキーが つぎつぎと やきあがって 出てきます。

そのとなりは、手づくりの お人形の へや。
木を ほったり、ふくを つくったりしています。
木のくずや ぬのが いっぱい ちらばっています。
色がみの へや、おようふくの へや、絵本の へや、くつの へや、かわいいペットたちの へや・・・・・
あまねちゃんたちは たくさんの へやを 見てまわりました。

そして、いつのまにか いちばん 上のかいの いちばん はしっこに きていました。
そこには 3つの ドアが ならんでいました。

いちばん ひだりの ドアからは、おおぜいの 人の こえが きこえてきます。
あまねちゃん のぞいてごらん」
サンタさんは まどの 中が よく見えるように、あまねちゃんを かかえあげました。

そこは、さいごの しあげを している へやでした。
たくさんの つつみがみと、リボンと シール。
たくさんの 人たちが プレゼントを つつんでいます。
そして、その中には・・・・・・

「おとうさん、おかあさん!」
あまねちゃんは おもわず 大きなこえで いいました。
「おとうさんとおかあさんが、プレゼントを つくってる!」
「その通り。あまねちゃんの プレゼントを つくるのに、
おとうさんと おかあさんが お手つだいして くれたんじゃよ」
サンタさんは ニコニコしました。

「サンタさん、しゅっぱつの 時間ですよ」
ノエルが いいました。
あまねちゃん、これから 世界中の 子どもたちに プレゼントを くばってくるからね。
あまねちゃんの お家にも、おとうさんと おかあさんと いっしょに いくからね」
サンタさんは 手をふると、まんなかの ドアを ひらきました。

たくさんの トナカイと ソリ。
世界中の おとうさんと おかあさんが、ソリに プレゼントを つんでいます。
サンタさんが ソリに のりこむと、トナカイたちが いっせいに はしり出しました。

「サンタさん、ありがとう! また 会おうね!」
あまねちゃんと ノエルは、ソリが 見えなくなるまで 手を ふりました。

「さあ、あまねちゃんも いそいで かえらなきゃ。 おとうさんと おかあさんが もどってきちゃうよ。
ほんとうは もう少し、あそんでいたいけど・・・・」
ノエルは ざんねんそうに いいました。
「ノエル、ありがとう。また 来年も あえる?」
あまねちゃんが 世界一の いいこに えらばれたら 会えるよ。
あまねちゃんと 会えるのを たのしみに しているからね。」
「また 会おうね、ノエル。さようなら!」
あまねちゃんは みぎの ドアを ひらきました。

ドアの むこうがわは、あまねちゃんの お家の おし入れの なかでした。
ふくも パジャマに もどっています。
あまねちゃんは おふとんの 中に 入りました。

なんて ステキな クリスマス・イブ だったんでしょう!
もうすぐ おとうさんと おかあさんが サンタさんと いっしょに やってきます。
あまねちゃんは 目をとじました。
とおくで、ソリの はしる 音が きこえてくるような 気が しました。

(おわり)

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